フランスでは春になると、ロゼ色をしたビールが店頭を飾ります。淡いピンク色をしたビールなんて、ちょっとオシャレな雰囲気ではありませんか?
ピンク色のビールに加え、レモン色のビールも春や初夏を代表する味。今年はアルコール度数2〜2.5パーセントと、低めのものが目立ちます。これらは「Radler(ラドラー)」と呼ばれる柑橘系の炭酸飲料やレモネードなどで割ったビールカクテルで、ここ数年ヨーロッパで人気を集めているようです。
今回は、ベルギー生まれのホワイトビール「ヒューガルデン」より今シーズン新登場のラドラーと、フランスの老舗ビール「クローネンブルグ」より新登場のラドラーを試飲してみます。
ほんのり甘くてキレイな「ヒューガルデン・ラドラー」
女性ならきっと「何これ、オシャレ!」と歓喜しそうな、淡いピンク色がとても素敵。栓を開けると、グレープフルーツやオレンジの香りがふわっと広がります。小麦ビールがベースのためか、とても柔らかい味。女性はもちろん、ビールが苦手な人でも、ジュース感覚で飲めそう。
ちなみにヒューガルデンの「ラドラー」には、レモン&ライム味もあるようです。
後味、超スッキリの「クローネンブルグ・ラドラー」
対するクローネンブルグは、レモネードのような色味。キリッとしたレモンの爽やかな香りがします。上述のヒューガルデンが春の味と例えるなら、こちらは真夏のビーチで飲みたい夏の味。ビールの味がしっかり感じられました。
どちらもアルコールはあまり感じないため、ジュース感覚で楽しめそうです。天気の良い昼下がりに、サンドイッチやハンバーガーと併せていただくのはもちろん、夕食前のカクテルとして飲むのがよいかもしれません。
今のところ、上述のラドラーは国内には入ってきていないようですが、この春よりサントリーからドイツスタイルの「ラドラー」が新登場。
手に入らない場合は、ビールとレモネードを同量で割ってみてください。ラドラーに近い味わいが楽しめるはず! ヨーロッパを訪れる予定のある方は、現地で本場の味を満喫してくださいね。
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